2020-02-21 (金) 17時15分
論語とコンピュータ
講師:漆畑 晶
担当:Netpbm
レベル:入門編
対象者:「お金を払わずに素晴らしいソフト使わせてもらっている」ことが気になっている方。なぜ無料のソフトウエアの品質が高いのか、人に説明する方法をお求めの方。UNIX,GNU,Linuxの歴史を知りたい方。情報技術と製造業の橋渡しとなる共通の話題をお求めの方。韓国、中国、台湾等外国企業との共同開発をされる方。
前提知識:特にありません。文系理系どちらの方にも理解できる内容です。
日頃私達が使っているソフトウエアの多くは無料ソフトウエアです。便利な道具を無料で使うのはよいのですが、礼を欠いていると、必ずおかしな事になります。価値観が歪んでくるのです。▼ソフトウエアの効率的な開発に不可欠となっている知識の共有を、漢字や古典の引用でどう表現するか解説します。▼Linux はUNIX系OSと言われています。そのUNIXはベル研究所と言う、電話会社の研究機関で誕生しました。なぜ、電話会社がコンピュータ開発に乗り出したのか、社史を見ながら考えます。電話会社の事業戦略がUNIXにどのような特徴を与えたのかを明らかにします▼ベル研究所の成果はUNIXだけではありません。戦後日本が高い品質の工業製品の輸出で成功した秘訣もベル研究所で生み出されたものだったのです。
【カテゴリ】職業倫理/技術史/産業史