OSC2020
2020-02-22 (土)   15時15分

医療分野におけるデジタル化の現状とFLOSSによる挑戦

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講師:小林 慎治(医療オープンソースソフトウェア協議会)・Luis Falcon(GNU Solidario, GNU Health)
担当:医療オープンソースソフトウェア協議会、GNU Health Federation
レベル:入門編
対象者:医療分野でのソフトウェア開発について興味のある方。低開発諸国での医療ITの現状について興味のあるかた。GNU Healthについて興味のあるかた。
前提知識:熱い心を持っている人ならどなたでもOKです。

効率よく、安全な医療を提供することを目的として医療分野においてもデジタル化が進められてきた。一方で、電子カルテのユーザーインターフェースが悪いことで、現場が疲弊し、医療事故にもつながっているとの報告もある。
質の高いソフトウェアを流通させるために、国家レベルで医療分野のソフトウェアを規制しようとする動きもあり、実際に医療画像処理ソフトウェアがその対処となっている。結果として、これまでFLOSSとして開発されていた医療画像処理用ソフトウェアがクローズととなった事例もある。
低開発諸国でも国民の健康を守るために情報を収集し、対策するための情報化が進められている。OpenMRS, DHIS2, GNU HealthなどのFLOSSが現場で活躍しており、多くの成果をあげつつある。
このような状況を概観して、FLOSSがどのように医療分野で活用していくのか、ソフトウェアについてどこまで規制されるべきなのか、本セミナーで議論を深める。

【カテゴリ】医療/法規制/SDGs


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