2018-02-23 (金) 11時00分
OSSライセンスとは 〜著作権を権原とした解釈
講師:姉崎 章博
担当:OSSライセンス姉崎相談所
対象者:OSSライセンスに興味のある方
前提知識:覚えるのではなく、理解しようというマインド
「言われたらソース提供する義務(債務)が発生する」と説明する人がいます。
GPLを含む製品を出荷することは、そういう契約が成立するのだと、世界中でそう信じられています。
(※もしかしたら、契約違反で取り扱いたい士業の方がそのように誘導している印象さえ受けます)
こういう理解は、「言われたらお金を払う(見つからなければラッキー)」という万引き常習犯と同じ思考です。
そのため、4年前のCRIC受賞論文は、「OSS開発者がOSSライセンス条文でいろいろな条件を指定する権利がどこから来るのか」
という意味での権原は、著作権にあり、契約における債権(義務)にあるわけはないことを証明しようとしたものでした。
その概略をご紹介します。
【カテゴリ】OSSライセンス
前回、OSC2017.Enterpriseでのプレゼン