2015-05-22 (金) 16時25分
インフラエンジニアなら知っておきたい、仮想化環境とストレージのあたらしい形 〜Hyper-converged Infrastructureとは〜
講師:島崎 聡史
担当:ニュータニックス・ジャパン合同会社
レベル:入門編
対象者:サーバー仮想化環境に対して設計・構築・運用など何らかの形で関わるエンジニア。
前提知識:サーバー仮想化についての基礎的な知識がある方。
今やインフラ環境において、ハイパーバイザーを用いたサーバー仮想化は当たり前になりました。サーバー仮想化環境では多くの場合、高可用性機能やライブマイグレーションを有効活用するため、サーバーとストレージの間をFibre ChannelやiSCSIによるSANで接続しています。
このような環境で問題になりがちな点として、構成・運用の複雑さや設計の難しさなどがあります。
Hyper-Converged Infrastructureはこれらの問題を解消するもので、簡単に言えばサーバーマシン群の内蔵ストレージを、ソフトウェア処理によって分散ストレージとして活用する仕組みです。
SAN特有の設計や設定作業、FCスイッチ等の専用機器の導入が不要になる一方、最適化された分散アルゴリズムにより、高いパフォーマンスの確保やデータ損失の防止、スケーラビリティの向上を実現しており、今後のITインフラにおけるスタンダートになるといえるでしょう。
現在この分野にはいくつかのベンダーが取り組んでいますが、本セッションではHyper-converged Infrastructureの概要に加え、この分野をリードしているNutanixの技術解説や最新情報の紹介を行います。
【カテゴリ】ストレージ/仮想化