2012-03-24 (土) 11時00分
医療分野でのオープンソースソフトウエア開発と利用
講師:小林 慎治(代表)
担当:医療オープンソースソフトウェア協議会,openEHR.jp
対象者:医療分野に関係のある方,医療分野への参入を考えている方。
レベル:初級者向け
医療分野でのソフトウェア開発において,過去から現在までにどのような動きがあり,その中でオープンソースソフトウェアがどのような形で関わりを持ってきたのかについて概説します。
医療分野でのソフトウェア開発は現在でも難解で敬遠されがちな分野です。
1960年代から1970年代に大学病院を中心に大ベンダーが構築してきたシステムは現在においても支配的ではありますが,中小ベンダーの活躍は1970年代からありました。
1980年代においては,医事会計ソフトの開発と普及が進み,1990年代にはオーダーエントリーシステムの構築が進められました。
2001年に日本医師会は「医療IT宣言」を打ち出して,医療分野での情報技術の活用においてオープンソースソフトウエア(OSS)活用を進めていくという方針を明確にしました。同時期に,日本において医療分野でOSSを活用しようという動きが盛んになりました。10年経ってみて,そのいくつかはインフラとなりつつあります。愛媛から世界に向けて,
そして未来に向けた医療OSS開発の現状について報告します。
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