OSSでここまで出来る!横浜市消防局でのMoodleを使ったe-ラーニング導入事例 完全紹介
講師:藤田 豊(横浜市消防局 企画課)
対象者:技術的な知識は一切必要ありません。OSSに詳しい方もそうでない方も、ぜひ一度お聴きください。
レベル:初級〜上級者向け
消防本部がmoodleを導入したらこうなった!
moodleをe-ラーニングシステムとして割り切らず、情報共有及び業務支援システムとしての利用も推奨した結果、利用率の高い身近なツールとして浸透した「自治体イントラへのオープンソースソフトウェア導入成功事例」をご紹介いたします。
全職員約3500人が利用している横浜市消防局のイントラサイトはmoodleを中心に構成され、各業務担当者によって自主的に開設された約40のコースは、教材の内製化と業務と学習の融合により、それぞれ独自の進化を遂げています。 細かいルールは作成せず、自由度を重視した運用ポリシーを適用したことで、各業務担当者がコースを自己表現(アウトプット)の場とすることが可能となリました。 その結果、各業務担当者のモチベーションが高まり、現場(消防署)から見た業務の透明性も向上しています。
本発表では「実戦訓練に関する職員アンケートから、他部門在籍の意欲ある職員を発掘し、訓練運営メンバーに加えることで訓練の再構築に成功した事例」や「体力測定結果の入力を小テストモジュールで行い、個々に最適なトレーニングを提示し、いつでも過去のデータを参照することができる環境を整えた事例」「訓練を動画教材としてアーカイブした事例」などを通して、組織内におけるmoodleの新しい活用方法をご紹介します。
また、各コースが運営するフォーラムのRSS配信機能を利用したフロントページの情報集約機能強化により、各業務担当者からのお知らせや、各消防署の取り組みなど組織全体の情報共有が促進された事例から、moodleフロントページのポータル化を提案します。