04/25
OSPN Press編集部Use it ! OSS
■そもそも NetCommons とは?
小中学校の公式サイトや大学の研究成果公開サイトなど、教育現場の
ために国立情報学研究所が次世代情報共有基盤システムとして開発した、
LMS(学習管理システム)とグループウェアを統合したCMSです。
(サンプル画像)
つまり NetCommons は『小中学校サイトのお手本』として作られたんです。
NetCommonsを使うかどうかは別として、公共性の高いサイトに携われる方には
是非とも一度は触っておいて欲しいCMSです。
NetCommons は全国で5,000校以上の小中学校などの教育機関で使われています。
研究者情報や論文等へのリンクを公開している『リサーチマップ』は、
かなりカスタマイズされてはいますが、参考になると思います。
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03/14
OSPN Press編集部Use it ! OSS
■はじめに
前回述べたように、ほとんどのOSSライセンスは、
著作権行使の「利用」の際の許諾(ライセンス)です。
ですから、皆さんは、OSSを使うとき、
以下の二つの違いを意識しなければなりません。
- OSSライセンスを気にしなくてもよい「使用」なのか
- OSSライセンスの条件を満たして「利用」するのか
しかし、現実に、OSSライセンスが難しいと言われることがあります。
それは、実は、OSSライセンスに書かれていることが難しいのではなく、
著作権の理解がないままに、OSSライセンスの条文を読んでも意味が
理解できないだけなんですね。
BSDライセンスを気にする必要のある「再頒布」も、GNU GPLv2を気にする
必要な「複製または頒布」も、著作権の「複製権の行使」を指しています。
しかし、その「ほとんどの自由ソフトウェアのライセンスは、著作権を元に
しています」という認識が暗黙的であるために、意識されずに、各OSSライ
センス条文さえ読めば、理解できると思い込んで誤解する人が多いのです。
さらにやっかいなのは、その「複製権の行使」する行為が、世間でも正しく理解
されていないことが、OSSライセンスの理解の妨げになっているようです。
その現状を示す一例を今回は、紹介しましょう。
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02/09
OSPN Press編集部Use it ! OSS
■OSSライセンスって?
オープンソースカンファレンス(OSC)で展示や講演される
オープンソースソフトウェア(OSS)には、まるめて言うと「OSSライセンス」と
呼ぶ以下のようなライセンスがあります。
OSS
|
OSSライセンス
|
xx LinuxのLinuxカーネル
|
GNU GPLv2
|
NetBSD
|
伝統的なバークレーライセンス(BSDライセンス)
|
OpenStack
|
Apache License 2.0
|
OpenDaylight
|
Eclipse Public License (EPL)
|
Hadoop
|
Apache License 2.0
|
Hinemos
|
GNU GPLv2
|
Zabbix
|
GNU GPLv2
|
PostgreSQL
|
PostgreSQL License (BSDライセンス)
|
MySQL
|
GNU GPLv2 (または商用ライセンス)
|
LibreOffice
|
MPL 2.0
|
これらのうち、BSDライセンスの条文は、
プログラムソースのヘッダ部分に書かれるぐらい短いものです。
しかし、その他のライセンスの条文は、
印刷すると数ページ以上になるので、なかなか読むのがしんどいです。
なお、条文は、ほとんどが英文で書かれた原文が正式ですが、
各コミュニティのサイトや下記OSDNサイトに日本語参考訳があります。
そちらから読み始めると取っつきやすいかもしれません。
OSI 承認オープンソースライセンス 日本語参考訳
これらの条文に、それぞれで表現は様々ですが以下のような条件が書かれています。
- 著作権、ライセンス条文本体、免責条項を見えるように(コピー)すること
- バイナリのソースコードを添付すること
- など
これらの条件が書かれたものが「OSSライセンス」と呼ばれるものです。
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11/24
OSPN Press編集部Use it ! OSS
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09/13
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