祝10周年! 10年間をみんなで振り返ったOSC2016 Kyoto!!
08/22
OSC News, OSC開催レポート No Comments
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7月29日(金)・30日(土)に、京都で10回目の開催となる
OSC2016 Kyotoが行われました。
今年から名称が「OSC Kansai@Kyoto」から「OSC Kyoto」に変わりました。
日時:2016年7月29日(金)・30日(土)
会場:京都リサーチパーク(KRP) 東地区アトリウム&1号館4階
展示:82(企業/団体:27、コミュニティ:55)
セミナー:24コマ(7/29-金)、43コマ(7/30-土)
来場者:1日目:約350人、2日目:約650人、計:約1,000人
Twitterハッシュタグ:#osckyoto
今回の開催レポートは、OSC京都ローカルスタッフの髙岡・田代の
京都女子大コンビが担当させていただきます。
=展示ブース=
協賛企業・後援団体メインの「1号館4階」と
コミュニティメインの「アトリウム」の2箇所で展示が行われていました。
→ 展示ブース一覧
展示ブースの中には、体験ができるブースがいくつかあったので、
専門的な知識が無い方やお子様は体験できるブースを中心に回ってみるのも
いいかもしれないですね。
展示会場を見学していると、
OSC事務局の宮原さんが、真空管を使ったデモをしていたので
少し足を止めて話を聞きました。
アナログとデジタルの音の違いが楽しめ、デジタルの方が
アナログよりも音の輪郭がしっかりとしているような気がしました。
使うものによって音に違いがでるということが勉強できたのでよかったです。
真空管というものを初めて見たのでとても新鮮でした!
ここで少し、出展ブースをレポートします。
【コモンズネット】
国立情報学研究所発の次世代の情報共有基盤システムNetCommonsを紹介して
いただきました。非常事態に情報共有をサポートする学校用ホームページを
公開しています!
見やすさと簡単な操作を追及することで、学生だけでなく、保護者の方や
地域住民も活用のしやすいホームページになっていました。
インターネットが苦手な人にもわかりやすい情報共有システムを広めていくことで、
ホームページがもっと活用され、緊急時の情報伝達がスムーズになる!
代表の永原さん率いるチームの熱さがこちらまで伝わってきて、
話を聞いていてとても感動しました!
このような活動を関係者だけでなく活用する人に直接伝えることが出来るのは、
OSCの魅力の1つだと感じます。
【LilyPad研究会】
LilyPad Arduinoという布に縫い付けて使用するArduinoを利用した作品を
展示してあるブースです。可愛くて面白い作品がたくさんありました。
(左)夜道を歩いているおじさんを励ましてくれるネクタイ
(右)ぐりとぐら
ぐりとぐらは、順番が左から「ぐりとぐら」じゃなければ胸元のリボンが
光らないという作品です。「ぐらとぐり」の順番では光りませんでした。
【OSC京都ローカルスタッフ有志】
おじさまを動かしてプログラミングの原理を学ぼうという企画です。
参加者の方が出す指示に従って、ダンボールを被ったおじさまが動きます。
おじさまたちは体を張ってがんばっていました。
次の日筋肉痛になったというおじさまも…お疲れ様です…。
京都で行われるOSCが10周年を迎えるにあたって、
「OSC京都考古学 〜10周年に寄せて〜」
というアンケートをローカルスタッフで企画して行いました。
(#OSC京都考古学 twitterでのツイートも募集していました)
▼皆さんから寄せられたメッセージ ▼アンケート結果報告のLTの様子
会場がKRPになる前から来場されている方の思い出などがアンケートにみられました。
アンケート結果は最後のLTで発表され、来年の会場はロームシアターで!!
甲子園で!!という回答もみられたようです。笑
=展示ブースツアー=
展示ブースツアーは約45分間でOSCのブースを
ガイドの解説付きで見学できます。
ガイドによって回るブースが異なります。
今年の展示ブースツアーは2日目に3回行われました。
11時~ 参加者 8名
12時~ 参加者 3名
13時~ 参加者 3名→最終的に7名に
私が密着した11時~のツアーではOSC事務局の
宮原さん(OSCのすべてを知っている男)の
ガイドで企業ブースを中心に回って行きました。
セミナー中の方が展示ブース見やすいよ!
というお得な情報も。
ツアーでは企業ブースをスタンプラリーに参加しながら進んでいきました。
ノベルティもたくさんいただき、
ツアーが終わる頃には参加者のみなさんの荷物が増えていました。
ブースの説明をガイドが噛み砕いて説明してくれるので、
「難しい話はわからないよ(´・ω・`)」という方にもおすすめです!
今年参加できなかったという方は、是非来年参加してみてください。
=セミナー=
1号館4階の会議室とアトリウムのオープンスペースで行われたセミナ-。
2日目は最大8トラック同時に行われていたため、
聞き逃したセミナーもあるのではないでしょうか。。。
→ セミナープログラム(1日目)
→ セミナープログラム(2日目)
→ 公開資料(一部)
開催されたセミナーの一部を紹介させていただきます。
「子どもにプログラミングをサポートするオープンソースの
コミュニティー CoderDojoの紹介」
担当:DojoCon Japan(CoderDojo Japan)
CoderDojoという7~17歳までの子どもたちにボランティアでプログラミングを
教えている活動について発祥から現在の活動までの発表をされていました。
実際にCoderDojoでメンバーとして活動されている方や子どもたちの作品紹介
などが行われていました。
ライトニングトーク(by OSCスポンサー)
担当:オープンソースカンファレンス実行委員会
持ち時間5分のショートプレゼンテーションです。
OSCスポンサー7名の方が発表してくださいました。
セミナー会場は満席状態で、立ち見の方もちらほら…!
2番目に発表された、株式会社KSKアナリティクス 足立さんの
「RapidMinerで簡単・手軽にデータ分析」は興味深い内容でした。
RapidMinerはデータマイニングのソフトウェアでGUIで簡単に操作ができ、
わかりやすいビジュアルと豊富なアルゴリズムで世界で人気のオープンソースです。
機械学習の支援を行っており、誰でも簡単に始めることが可能だそうです。
持ち時間5分にきっちりとプレゼンを終え、司会の宮原さんもびっくりしていました!
=基調講演=
「平成生まれのための「Unix考古学」
~GitHubなしでどうやって開発していたの?~」
講師:藤田 昭人
2日目14時~行われた藤田さんによる、基調講演。
2016年4月発行の『Unix考古学 Truth of the Legend』の著者・藤田昭人氏が、
1994年リリースの4.4BSDの開発プロジェクトに参加した日本人プログラマとして、
その活動の顛末を語ってくださいました。席は満席!立ち見が出るほどでした!
また講演時間の前後に著書の販売とサイン会も行われました。
2部構成になっており後半からは「OSC京都実行委員会」を代表して、
平成生まれのPasta-Kさんも登壇されました。
講演中には笑いが起こるなどとても盛り上がりました。
=第4回 OSCアワード表彰式=
2日目9時40分から、アトリウム内で第4回OSCアワード表彰式が行われました。
吉田智子先生、山下康成さん、菅雄一さんの3名の方が受賞され、
ここでは副賞の贈呈が行われました。おめでとうございました!!
→ 「第4回 OSCアワード」受賞者のお知らせ
=ライトニングトーク&閉会式=
8名の方の発表とOSCアワード受賞者3名のプレゼンテーションが行われました。
→ エントリー一覧
LTの一部を紹介します。
「燃える蝋燭を撮ってみました」さとう(個人)
タイムラプス動画でろうそくの炎を撮った映像やその撮影方法についての
発表をしてくださいました。
「Raspberry Piと教育」おおた まさふみ(Japanese Raspberry Pi Users Group)
Raspberry Piが日本に普及しない!という内容での発表でした。
発表の後に、じゃんけん大会も行われました。
魅力的な景品に、皆さんとても気合が入っていました!
OSCアワード受賞者プレゼンテーションで登壇された山下さん。
10年間活動されていた山下さんがまさかの隠居宣言?!
会場がざわつきました。
吉田先生の受賞者プレゼンテーションではOSC京都の歴史が語られ、
続けての閉会挨拶では、来年からOSC京都実行委員長が吉田先生から
宮下先生(京都女子大学)に引き継がれるという報告がありました。
=懇親会=
懇親会は、昨年と同じバンケットホールで行われました。
参加者は約160名でした!今年も多くの方に参加していただき大変盛り上がりました。
料理は例年通り?!炭水化物が多めでした…笑
懇親会もあたたまってきた中盤に、懇親会LTが行われました。
ジンギスカンパーティーやポケモンなど様々な話題で最後まで盛り上がりました。
=反省会=
懇親会後にOSC京都ローカルスタッフで反省会を行い、
今回のOSC Kyotoの良かったところや改善点などを話し合いました。
=最後に・・・=
ご参加いただいた協賛企業・団体の皆様、いつも会場のご協力をいただいている
京都リサーチパーク(KRP)関係者の皆さま、そしてご来場いただいた皆様、
本当にありがとうございました。
OSCの京都開催が今年で10週年という節目の年に、スタッフとして関わることができ
大変光栄に思います。つたない文章ですが、記念すべきOSC2016 Kyotoの雰囲気を
皆様にお届けできれば幸いです。
今年ご来場いただいた方もそうでは無い方も是非、
来年OSC2017 Kyotoにご来場ください!