2年ぶり2回目の徳島開催、OSC2015 Tokushima!!
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11月14日(土)にOSC2015 Tokushimaが
「とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター)」で開催されました。
徳島での開催は2013年3月に続き2回目となり、2年ぶりの開催でした。
→ 前回(2013年)の開催レポート
日時:2015年11月14日(土)
会場:とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター)
展示:33ブース
セミナー:23セッション
来場者:約200名
→ 展示一覧
→ セミナープログラム
=前日準備=
午後から出展者の荷物の受け取りや、会場設営、配布資料の袋詰めを行いました。
=開催当日=
開催当日は、朝9時に集合し、受付開始までの45分間で一気に受付の準備、
セミナー会場と展示ブースの最終設営を行いました。
出展者の方も9時過ぎには会場に続々と到着し、
それぞれのブースの展示準備を行っていました。
=受付=
受付開始時には、多くの人が受付に並んでいました。
受付でプログラムを受け取る、徳島県のマスコット「すだちくん」!
受付の隣りには抽選コーナーがありました。アンケートに答えると
くじ引きができ、豪華アイテムをGET!した方もいらっしゃいました。
=展示ブース=
展示ブースは、3階のセミナー会場後方にスポンサーブース、
4階にコミュニティブースを設置しました。
前回に引き続き、地元の「徳島県立徳島科学技術高等学校」の出展に
加えて、今回は、隣県の香川県から「香川大学工学部サークルSLP」と
「香川高等専門学校 詫間キャンパス 白石研究室」も出展いただきました。
各ブースでは、様々な質問、製品やソリューションに関する
情報交換など、活発な交流が行われました。
また今回は11時台と14時台の2回、展示ブースをガイドの説明付きで
見て回れる展示ツアーを行いました。
皆さん、興味深く話しを聞いている姿が印象的でした。
=セミナー=
23セッション行われたセミナーの中から
7つのセミナーをピックアップしてレポートします。
分散処理基盤Apache Hadoop入門とHadoopエコシステムの最新技術動向
担当:株式会社NTTデータ四国
日本で数人しかいないHadoopコミッタである株式会社NTTデータの鰺坂さん
からHadoopに関する最新技術動向などを紹介していただきました。
Hadoopの利用が浸透していく中で発生した課題に対応する様々なエコシステム
が登場しており、Hadoop自体も使いやすくする仕組みを開発するなど、進化を
続けているとのことでした。
オープンソースライセンスの現状と最新動向
担当:一般社団法人オープンソースライセンス研究所
OSSを活用して仕事をする人のために参考となる、ソフトウェアの知的保護に
ついての経緯、オープンソースライセンスの定義について、分かり易く説明
していただきました。
Android アプリ開発を加速するオープンソースライブラリ
担当:Tokushima.app
Android アプリ開発する際に有用なオープンソースライブラリの紹介を
していただきました。
参加者から、便利なライブラリの見つけ方についての質問があり、
講師の辰濱さんは、東京で開催される勉強会の情報が役立っている
と回答されてました。
徳島県神山町にあるサテライトオフィスで勤務されている辰濱さん
ならではのメリットですね。
これから始める人のための自動化入門~Ubuntu Jujuを使って~
担当:日本仮想化技術株式会社
Ubuntu Jujuを使ったデモを実施し、各種サービスのインストールから
設定まで構成を自動化できる仕組みについて紹介していただいました。
自動化することで、大量処理が可能となり、設定ミスの防止など、品質の
向上にもつながるとのことでした。
次世代モバイルデータベースRealm
担当:Realm Inc
モバイルデータベースRealmの仕組みの紹介と使い方、SQLiteなど既存の
DBやO/Rマッパーとの違いと優位性を解説していただきました。
オープンソースソフトウェアJoruri CMSの開発から7年で会社がどう変わったか、
これからどう変わるか
担当:サイトブリッジ株式会社
徳島県発のOSS「Joruri」シリーズの開発、オープンソース化に至るまでの
苦労話や、会社として事業を継続するためのビジネスモデル等について紹介
していただきました。
jus研究会徳島大会「ITコミュニティの運営を考える」
担当:日本UNIXユーザ会
辰濱さん(tokushima.app)、野原さん(tokushima.rb)、
榎さん(日本UNIXユーザ会/LibreOffice日本語チーム)、
法林さん(日本UNIXユーザ会) のコミュニティ運営者の4名が登壇し、
・コミュニティに人が集まらない
・定期開催が難しい
・若年層の仲間を増やす方法
等、コミュニティに関する課題についてディスカッションを実施しました。
母数が少ないことや、エンジニア同士の繋がりが薄い等、地方特有の要因が
あるのではという意見が出ました。
それらを解決するための斬新な手段はなく「活動を知ってもらうための啓蒙」
と「コミュニティ活動の継続」を粘り強く実施するという、コミュニティ活動
の原点に戻ることが大切であるとの結論に至りました。
「継続は力なり!!」
=ライトニングトーク=
司会は、Tokushima.rbの河野さん、ドラ娘は武村さんが、
ご当地「阿波踊り(女踊り)」の衣装で登場しました。
ライトニングトークには6件のエントリーがありました。
5分間の持ち時間の中、若干タイムオーバーだった方、大事なまとめが
投影されなかった方など、LTならではのハプニングがありましたが、
発表者の熱意は、参加者に伝わったと思います。
=閉会式=
ライトニングトークの後に閉会式が行われ、
「すだちくん」も最後まで、盛り上げてくれました。
OSC徳島実行委員長の野原さんから、
次回は、四国の他県で開催したいとのコメントがありました。
=懇親会=
懇親会は徳島の繁華街?の中心地で開催し、60名の方が参加されました。
食事はビュッフェ形式で飲み放題。
恒例のじゃんけん大会や豪華日本酒の飲み比べもありました。
最後は、OSC徳島実行委員長の野原さんの一本締めで、
OSC2015 Tokushimaが終了しました。
さいごに・・・
出展いただいた皆さま、ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
2年ぶりの徳島での開催は皆さまのお陰で、最後まで盛り上がりました!
またいつか徳島でお会いできる日を楽しみにしております。
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OSC2015 Tokushima実行委員
公益財団法人 e-とくしま推進財団
(徳島県地域振興課駐在)
井内 聡
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