[10周年記念コラム] OSC開催地から〜四国編〜

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OSC10周年おめでとうございます。
OSC2011 Kagawa実行委員長 白石です。

四国ではOSC2009 Kochiが開催されたおり、4県持ち回りでの開催を約束し、
無事に4県で開催することができました。そこで、4県もちよりで10周年記念
コラム「OSC開催地から〜四国編〜」をお送りします。

=高知 (2009)=
OSC2009 Kochiは、高知大学名誉教授 故菊地先生が情報処理学会四国支部
20周年記念イベントとして企画され、「第1回四国オープンセミナー」の名を
冠して開催されました。2009年11月14日、高知市文化プラザかるぽーとにて
開催され、17のコミュニティと90名の参加がありました。

▼OSCが四国に初上陸!        ▼開催を終えてホッとした表情の故菊地先生
OSCが四国に初上陸! 開催を終えてホッとした表情の故菊地先生


この日、香川、徳島での開催を希望する瀬戸内Linuxユーザ会(STLUG)の一部
メンバー、愛媛での開催を希望する今岡さんも参加しており、OSC事務局の
宮原さんと四国での開催について相談しました。どのような経緯か、すでに
記憶の彼方ですが、香川、愛媛、徳島の順に持ち回ることになったのです。

=香川 (2011)=
OSC2011 Kagawaは、STLUGをはじめとする地元ユーザ会が中心となり、開催
しました。OSC2009 Kochiと同様、情報処理学会四国支部共催で「第2回四国
オープンセミナー」の名を冠しました。2011年2月5日、サンポート高松 市民
ギャラリーおよび、e-とぴあ・かがわにて開催され、28のコミュニティと150名
の参加がありました。サンポート高松は、JR高松駅徒歩3分の好立地にあり、
県外からも参加しやすかったのではないでしょうか。

セミナーでは、地元ユーザ会から講師が多く出たほか、【学生による】プレ卒業
研究発表会を開催できました。また、e-とぴあ・かがわさんのパソコンルームを
使って、パソコン実習トラックを作ったのも面白い試みではなかったかと思いま
す。ライトニングトークでは、ドラ娘としてイカ娘が登場し、大活躍しました。
香川と言えば、「さぬきうどん」を忘れてはいけません。じゃんけん大会の景品
として「お土産うどん」を準備し、懇親会では、讃岐うどん屋 川福にて「うどん
すき」を食べました。

▼パソコン実習トラック        ▼イカ娘
パソコン実習トラック イカ娘

現在、香川では「ぷち勉強会」「えれくら!」「オープンセミナー@香川」などの
イベントが開催されています。OSC香川より開催頻度の高い、そのようなイベント
や勉強会へ新人さんや若者の参加が増え、そこからオリンピックのような間隔で
開催されている?!OSC香川への発表者が出てくれないかなぁ?と、勝手な期待を
抱いております。そうなれば、まだまだこれからも香川でOSCを開催することが
できるのではないか、そのための仕掛けをみなさんと協力して作りたいと考えて
います。

では、OSC2012 Ehime実行委員長 今岡さんへバトンを渡します。

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OSC2011 Kagawa実行委員長
白石 啓一
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=愛媛 (2012)=
OSC2012 Ehime(以下、OSC愛媛)の実行委員長をしておりました今岡です。
OSC愛媛の開催概要については開催レポートに書きましたのでそちらを見て
いただくとして、それ以外のお話をさせて頂ければと思います。

思い起こせば私が愛媛でOSCを開催したいと思ったのは、四国初開催の高知
に参加した時です。OSC高知は私にとっても初参加ですし、その時に懇親会
で実行委員長をされていた菊地先生やコミュニティの皆さん、それにOSCス
タッフの方々のお話を伺って、こんな素晴らしい世界があるんだというこ
とを目の当たりにしました。
四国のような地方では著書や雑誌でしか得ることのできない情報を、IT系上場
企業の社長や著作物や寄稿をされている方から直にお話を伺えるわけですから。
是非この感動を愛媛の皆さんにも知って頂きたいと固く心に誓ったわけです。

それから足掛け3年後、開催当日は3月24日で年度末の何方も忙しい時期で、
OSC東京の2週間後しかも私の所属コミュニティである日本Androidの会の
一大イベントであるABC(Android Bazaar & Conference)とも日程が重な
り逆風をもろ食らうかなと思いました。ですが大変多くのコミュニティの
参加を頂き、また多くの来場者に来て頂くことができました。すべての
方々に感謝の念を抱いた次第です。

愛媛ではいろいろと独自企画にチャレンジしてみました。プレ企画として、
前年の12月に青春18切符を使って東京から松山まで本当に1日で行けるか
実証実験を行いました。OSCは家を出て会場に着くまでの間もOSCであると
いう考えのもと、鈍行の電車を乗り継ぐ中、コードを書くなり翻訳をするなり
OSCに備え各自の課題をこなすというものでした。が、その顛末は東平さんの
プレゼン資料を見て頂ければと思います。

▼先着でみかんをプレゼント!     ▼水軍太鼓の継承者の皆さん(画像奥)
先着でみかんを配布 水軍太鼓の継承者の皆さん

前日には会場の設営を手伝って頂いた皆さんで、私の道後事務所でささやかな
前夜祭を開催しました。またLTではこの地域の伝統芸能である水軍太鼓の継承者
の皆さんに登場して頂きました。懇親会では参加証の代わりに缶バッチを着けて
もらうことにしました。OSC愛媛に参加したすべてのコミュニティの名前を入れ
ました。懇親会に参加した方々のみではありますが、OSC愛媛に参加した記念と
なればと思っています。また他の会場でも時々実施しておりましたが、愛媛でも
一夜限りのギークハウス計画を実施しました。

OSC活動が10周年を迎えたこと、また現在四国開催が一巡して二巡目に入
ったことを大変喜ばしく思います。今後は若い人たちにバトンタッチでき
るようなお手伝いができればと思っています。

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OSC2012 Ehime実行委員長
今岡 通博
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=徳島 (2013)=
OSC2013 Tokushimaの実行委員をしておりました野原です。
OSCでは四国4県の最後になりましたが、2013年3月9日に徳島市で開催
された「OSC2013 Tokushima」について、報告をさせていただきます。

「OSCを徳島で!」2009年に高知で、2011年には香川で、2012年には
愛媛で、次々と四国の各県でOSCイベントが開催される中、唯一取り残さ
れた感があった「徳島県」。当時、徳島県ではまだまだOSCの認知度は低く、
私を含め一部の人の間では是非開催したいという思いはありましたが、本当
にやれるのか少なからず不安を感じておりました。

そうした時、たまたま2012年7月に、徳島県情報システム課の皆さんが事務局
となり、OSSの普及を目的とした「とくしまOSS普及協議会」が設立されました。
そして、この協議会の幹事で、OSSビジネス部会長でもあった私から、徳島での
OSC開催を提案をしたところ、山本会長をはじめ多くの皆さんに快くご賛同を
いただき、OSC2013 Tokushimaの開催に向けて本格的な動きを開始することが
できました。

開催日当日は快晴。徳島県のマスコットキャラクター「すだちくん」のお出迎え、
日本発のプログラミング言語Rubyの生みの親Matzこと「まつもとゆきひろ氏」の
基調講演など、地元実行委員会による独自企画もあって、会場となった「とくぎん
トモニプラザ」には、オープンと同時に大勢の方々のご来場をいただきました。

▼すだちくんがお出迎え        ▼まつもとゆきひろ氏の基調講演
すだちくんがお出迎え 「まつもとゆきひろ氏」の 基調講演

また、今や阿波踊りと並ぶ徳島県の一大イベントとなっている「マチ★アソビ」
とのコラボレーション企画として、3人の人気女性声優によるWebラジオ「オープ
ンソースチャネル」の公開生放送や、発表者の軽妙の語り口と笑いを誘うネタで
大いに盛り上がったライトニングトーク、さらには声優さんのサイン入り色紙を
恒例のじゃんけん大会で取り合った懇親会など、終日笑いの絶えない充実した
1日であったと思います。

今思い返しても、まだまだ話は尽きませんが、その成功はOSC事務局の宮原さん
をはじめ、準備段階から様々な形でこのイベントに関わっていただいた多くの
皆様のご支援とご協力の賜であると実感をしております。

今はなかなかこの勢いを続けていくことの難しさを感じておりますが、これから
もさらなる発展に向けて微力ではありますが、OSSの普及をはじめとした活動に
取り組んでいきたいと考えていますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。

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OSC2013 Tokushima実行委員会
野原 直一
同事務局
遠藤 佳孝
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=香川 (2014)=
昨春の4月12日に、かがわ情報化推進協議会後援のもと、e-とぴあ・かがわ、
stlug、S*BUG共催でOSunC2014 香川が開催されました。それまでは四国
4県持ち回りでOSCを開催していたのが、一巡し終えOSunCとして新たな
スタートとなりました。
※OSunC・・・オープンソース”アン”カンファレンスの略称。
       セミナー形式ではなく、ライトニングトーク形式の
       カジュアルな開催です。

OSunCとしての開催が持ち上がった時、最初はどうなるものかと危惧して
いました。なぜなら、OSunCの第2回目を香川でという、挑戦的なものだっ
たのもありますが、読み方が「オッサンシー」という、ウケを狙っていると
しか思えなかったのもあると思います。実際、当日の準備時間に「オッサン
シー関連の方いますかー?」との呼びかけに対し「おっさん!?」と気を
悪くされたご高齢の方が居らっしゃいました。

▼ポスター      
ポスター

今回は展示とセミナーを同じ部屋(1部屋)で開催しました。
1部屋での開催でしたが、ハードの展示あり、ソフトの展示ありで、大きめの
会場に人がわんさか、香川としては大変盛況だったのではないかと思います。

ステージでは、セミナー、オープンハードセミナー大阪会場からの中継、
ライトニングトークとあり、1部屋内でステージと展示が同居というのは
苦肉の策でしたが、発表者と聴衆の距離が近く人の大きな移動も必要なく、
なかなか良かったと思います。

▼お花見となった懇親会
お花見懇親会

ちょうど良い季節だったこともあり、懇親会はすぐそばの玉藻公園(玉藻
城跡)でお花見となりました。少し肌寒かったですが、外でお花見をしな
がらの懇親会というのは大変よかったと思います。

次回の四国開催は徳島を来春に予定していますので、
皆さま是非四国へいらして下さい。

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オープンセミナー香川実行委員長
Tam
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=最後に=
再び、白石です。勢い 😉 だけで高知に乗り込んでから、
はや5年経とうとしています。その間に、事務局をはじめとする
OSSに関わるみなさまのおかげで、四国二周目を始めることが
できました。ありがとうございます。
今後も、どうぞ四国へお越しください。
以上、「四国編」でした。

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