[OSCピックアップ]OSCの展示会場を彩る、様々なハードウェアのご紹介
08/25
OSCはその名の通りオープンソースソフトウェア中心のイベントですが、
ハードウェアがあってこそのソフトウェアですので、様々なハードウェアに関連する
企業が出展しています。OSSを動かすためのサーバーやストレージ、さらにOSSを
組み込んだ製品など、多様なOSS活用のためのハードウェアが展示会場で来場者の
注目を集めています。
今回はそんなハードウェア関連企業のご担当者に各社の製品の特長をお伺いしました。
<ご紹介するハードウェア>
・HPスケールアウトサーバー [日本ヒューレット・パッカード(株)]
・QNAP Turbo NASシリーズ [(株)フォースメディア]
・DDN WOS® (Web Object Scaler) [(株)データダイレクト・ネットワークス・ジャパン]
・FlashAir [(株)東芝]
・ドキュメントスキャナー [コダック アラリス ジャパン(株)]
HPは、Hadoop、分散ストレージ、物理ホスティング、OSSクラウド基盤に対応するスケールアウトサーバーを提供しています。さらに、スーパーコンピューターの「Apollo」シリーズが加わり、高速処理のニーズにも対応します。常に時代をリードするHPのスケールアウトサーバーに目が離せません。
✔ 高さ2Uの筺体で4台のノードが稼働する「HP ProLiant SL2500 Gen8」は、1Uサーバーの能力をそのままに高密度実装を実現。1ノードあたり512GBメモリを搭載可能
✔ GlusterFS、Ceph、Scality等の分散ストレージに適した「HP ProLiant SL4540 Gen8」は、1筺体あたり3ノード構成(総HDD本数:45)、2ノード構成(総HDD本数:50)、1ノード構成(総HDD本数:60)の3タイプをご用意
✔ 話題の省電力のカートリッジ型サーバー「HP Moonshot」は、1枚のカートリッジの消費電力が10数ワット。物理ホスティングやJujuによるOSSクラウド基盤に有用
✔ 「HP Apollo 6000」は、並列計算を行うMPI環境や、CPUを駆使するHadoopのMahout、Spark等の機械学習基盤にも有用
QNAP Turbo NASシリーズはNAS及びiSCSIで利用可能なユニファイド・ストレージです。VMware/Hyper-V/Citrix等に対応し、仮想化環境のストレージとしてもご使用いただけます。デスクトップ及びラックマウントで1ベイから24ベイまでラインナップし、拡張エンクロージャーを使用する事で最大で912TBまで拡張する事が可能です。
また、QNAPが独自に用意した仮想化サーバーアプリや監視カメラアプリなど、約100本程用意された各種アプリを追加することで、QNAPを様々なアプライアンスサーバの様に使う事も出来ます。
DDN WOS® (Web Object Scaler) は、 業界をリードする、スケールアウトクラウドストレージソリューションです。WOSは、コンテンツのスケールアウトやグローバル配信のニーズに応える、完全なオブジェクトベースの画期的なクラウドストレージシステムです。
企業は地理的に分散したサイトにまたがった、独自のストレージクラウドを容易に構築・展開し、今までにないレベルまで拡張が可能となり、しかもそのストレージクラウドは単一のエンティティとして管理が可能です。
WOSは世界中から、ファイアウォールに保護されたプライベートクラウド内の大規模データに対する高速アクセスを提供し、強力な業務ワークフローの一環として、世界中に分散したユーザーによるコラボレーションを可能にします。
使いやすい単一の管理インターフェースから、容易にかつ実質無限に拡張できるグローバルストレージクラウドを構築できます。
http://www.ddn.com/products/object-storage-web-object-scaler-wos/
(英語サイト)
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SDカードで無線Lチカ?FlashAirは超ミニマイコン!
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「FlashAir」は、無線LAN機能と「Webサーバ機能」を搭載したSDメモリカードです。電源を供給するだけで、保存したファイルを無線LANで配信する超小型Webサーバとして使えるユニークな商品です。
ファイル形式は問わないので、写真や音楽、測定データなどをFlashAirに書き込むだけで簡単にシェアできます。
また、開発者向け情報サイト「FlashAir Developers」
(運営:フィックスターズ)で公開されているAPIを参照すれば、
用途に適したアプリも開発できます。
さらに、SDカードの端子がGPIOとして使えるようになっているので、スマホアプリから無線でスイッチを制御してLチカさせたりできます。Raspberry PiやArduinoと一緒に使えば電子工作の楽しみが広がりそうです。あなたもFlashAirで想像の翼を広げてみませんか?
日頃、複合機(コピー機)のスキャナーを利用して、このような作業していませんか?
・セミナーや勉強会などの資料のPDF化
・雑誌の記事をスキャンしてPDF化
・名刺のスキャンして取り込み
・展示会のアンケートのスキャンして集計
・社内の書類のペーパーレス化のスキャン
・領収書、レシート等のスキャン
コダックアラリスのスキャナー専用機を使えば、このような作業を
簡単にスピーディに行うことが可能です。
たとえば、
・紙詰まりで困る場面が減ります
・名刺サイズを、そのまま両面スキャン!
・紙の向きを揃える手間がなくなります
・色の違う紙も、設定変更なしで一度にスキャンできます
・薄い紙、厚い紙、大きさが異なる混在書類でも
一度にスキャンできます
・クリアホルダにいれたまま、そのままスキャンできます
仕方ないと思っていた作業も専用機なら手間を省くことができるうえ、スキャナーのボタンに作業を設定をすることで、誰でもボタンひとつで操作が可能になります。
OSCの展示ブースでは、スキャナー機能の紹介の他に、スキャンして欲しいカタログのスキャンサービスなども行っています。
ひと昔前はLinuxなどのOSSの動作はサポート対象外ということも多かったのですが、
現在では標準でOSSがサポートされ、さらに製品の中にもOSSが積極的に組み込まれる
など活用の範囲が広がってきているのが分かります。
今後も、さらにOSSと結びついたハードウェアが提供されていくかと思います。
是非OSCの展示会場に足を運んで、直接各企業のOSSへの取り組みなどを聞いてみてはいかがでしょうか。
(OSPN Press編集部 宮原)