[10周年記念コラム] OSC開催地から〜島根編〜

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島根では、県内でオープンソースソフトウェアの普及活動を行う
しまねOSS協議会が中心となってOSCを開催しています。
しまねOSS協議会Webサイト

また、OSCの開催地である松江市は、プログラミング言語のRubyを地域振興の
鏑矢の一つとし、Ruby City MATSUEという呼び名も地域で定着しているところで、OSCの開催には多大なご協力を頂いております。
Ruby City MATSUEプロジェクト

もうひとつの主な共催団体である島根大学は、しまねOSS協議会の副会長でもある
野田先生を中心に様々なサポートをして下さいます。

そんな松江市で開催するOSCはRuby一色かと言うと、そんなことはありません。
Rubyをきっかけとして、様々なオープンソースソフトウェアのつながりを持つ
ことができるOSCを楽しみにしている技術者が参加しています。

島根ではこれまでOSCを6回開催しており、開催日は以下のとおりです。

[開催履歴]
 2008.09.12 to 13 → OSC2008 Shimane
 2009.05.16 → OSC2009 Shimane
 2010.11.27 → OSC2010 Shimane
 2011.11.12 → OSC2011 Shimane
 2012.09.01 → OSC2012 Shimane
 2013.08.24 → OSC2013 Shimane

2008年 会場入り口 開催場所

地方の土地柄、オープンソースソフトウェアの情報を収集するにはインターネットが
中心となるところではありますが、OSCを通じて県内の技術者が県内外の技術者と
直接交流する機会となることを主な目的として、継続的に開催しています。

とは言え、最初の数回はOSCを開催することが目的になっていたことは否めません。
しかし、初回は500人を超える来場者があったものの、回を重ねるごとに250人、
150人と参加者が減少し、徐々に開催する意義を見失いかけていました。

そんな時、2012年に「開催しない」という選択肢を提示されることで、あらためて
OSCを開催する意義を見直す機会を与えてもらい、その結果、他の開催地とは少し
違った島根独自の開催方式ができあがりました。

島根の実行委員会はIT関係者に限らず、多様なメンバーで構成されており、島根の
IT技術者がより居心地よく参加できるような工夫を一生懸命考えて開催しています。

・45分の持ち時間は長いので、15分に短縮。
 *複数枠確保もできるので、45分のセミナーも可能!
・セミナーの参加者が分散しないようトラックを1つにする。
・セミナーに司会者をたて、準備や質疑応答を促す。
・セミナーの休憩時間にレポーター付きで展示会場を中継。
・ポスターは地元のデザイン関連学校の生徒によるコンペを実施。

▼展示の中継
展示の中継

そして、一日を終えた後の懇親会はとてもアットホームな雰囲気で盛り上がっています。

こうした工夫を重ね、OSC事務局の皆様をはじめ、沢山の方々のご支援のもとで
今年もまたOSCを開催することができます。

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オープンソースカンファレンス2014 Shimane
日時 2014年8月23日 10:00〜
場所 松江テルサ4F 中会議室(セミナー)、研修室1(展示)
URL http://www.ospn.jp/osc2014-shimane/
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▼OSC2014 Shimaneのポスター
OSC2014 Shimaneポスター

きっと、数年後にはまた以前と同じ規模で開催できる日が来ることを信じて、
これからも継続的に開催していきたいと思いますので、県外の技術者の皆様
には、ぜひ島根まで足を運んで頂き、ついでに県内の様々なパワースポット
をまわってもらいと思います。

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オープンソースカンファレンス実行委員会(島根)
実行委員長 きむらしのぶ
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