OSC京都 開催レポート
〜恒例の真夏の開催 セミナーも復活!〜

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2024年7月27日(土)、パリオリンピックの開会式と同日に「オープンソースカンファレンス2024 Kyoto」が開催されました。

当日の様子を写真を中心にレポートします。出展者の皆さんからも写真やコメント、ご参加いただいた方にもアンケートで感想をいただきましたのでご紹介します。今回ご来場いただけなかった方にもOSC京都の雰囲気を感じていただければ幸いです。

会場は、おなじみの京都リサーチパークですが、今年は初めての利用となる「4号館」での開催でした。セミナーと展示が1つの建物で完結していたので、移動がしやすく大変便利でした。

▼京都駅:京都タワーがお出迎え / ▼京都リサーチパーク 4号館

▼4号館 地下1Fの展示会場の入口

<開催のまとめ>

開催日:2024年7月27日(土)
会 場:京都リサーチパーク 4号館 地下1F・2F

セミナー/企画
セミナートラック(5)+ハッカソン会場(1):34セミナー+ハッカソン企画+ライトニングトーク
セミナータイムテーブル

展示ブース
出展数:合計43ブース [協賛(8)、後援(3)、コミュニティ(32)]
展示ブースの一覧
展示ブース配置図

X (#osckyoto):ハッシュタグ投稿
ちらしコーナー:スポンサーからのお得な情報掲載

<来場者アンケートより、参加の感想を紹介>

「OSCに参加した感想」

– 京都らしさというか特色がでていたと思います。

– 10年ぶりに参加しましたが、楽しむことができました。

– 非常にオープンで自由なイベントだという印象です。

– 対人のセミナーが復活して嬉しく思いました。

– 非常にたくさんの方々が来られてて、コロナ明けということもあり、皆さんリアルでの出会いやコミュニケーションを求められていることがわかりました。

「印象に残ったセミナー」

– 「『OSSライセンスは著作権を元にしています』 とは? 」 ライセンス単独でなく著作権的な背景をあわせて説明いただき理解がしやすくなった。

– 「OSS鳥瞰図で新しい価値を創造 ~ JOPF OSS鳥瞰図WG 」OSSをまさに俯瞰することができたし、この鳥観図を作るための基本的ルールなども知ることができた。

– 「NetBSDのご紹介」LUNAにサブCPUや共有メモリの話題が出て8bitの頃よく使ってきたマシンの話題が、現在のOSのドライバに至る話は面白かった。

– 「オープンテーブルフォーマットの今」 これからのデータ基盤の主流が変わる事が分かった。

– 「ビジネス変革にOSSが武器になる!と思えるためにはどうする?」具体的な事例としてSHIRASAGIを知れた。同様な事例を今後も知りたい。

– 「開発現場の向かう方向~世界のロー化と龍脈ワンダーランド~」システムに携わってなんとなく感じていたことに、ロー化と命名して説明されていて腑に落ちた。

– 「再:自宅サーバーを始めてみよう!2024年版 」MyDNSサービス提供の裏側の話、DNSの最近の動向の話が興味深かった。

– 「世界一わかりみの深いAzure OpenAI Service 」curlコマンドなどて、chatGPTの使い方込で説明が あったのでわかりやすかった。

「印象に残ったブース」

– Ubuntu Japanese Team:過去を振り返って会話ができた。

– サイオステクノロジー株式会社:AIを活用した文章のスコアリングアプリが印象に残りました。

– 技術書同人誌博覧会、モウフカブール:純粋に知識を提供してくれてる感じがして、いろいろと読みたくなった。

– 京都女子大学宮下ゼミ:雰囲気も良く、UTPケーブルを作成する貴重な体験が出来ました。

– OpenStreetMap Japanが気になりました。別途ニュースでもこのことを知り、注目しています。

– 日本NetBSDユーザーグループ:懐かしいを通り越しかけて歴史的なマシンになりつつあるEWSの展示と最新のOS(NetBSD)でのドライバなどでのサポートの話は、私自身の経験的に惹きつけられるものがあります。

– 浜松Fuzixユーザーグループの楽しそうにやっているのがよかった。

<ハッカソン企画>

【セミナー/ハッカソン】OSS鳥瞰図で新しい価値を創造 ~ JOPF OSS鳥瞰図WG
多くの方が、何をやっているのかな?と覗いて立ち寄ってくれたとのことでした。また話を聞いて興味を持ってくれた方もいらっしゃったと、担当者から聞きました。継続するそうなので、今後どこかの開催での実施が楽しみですね。

<UTPケーブル/アクセサリ作りの体験コーナー>

OSC京都では恒例の展示企画、「京都女子大学宮下ゼミ」の学生さんによる、UTPケーブル工作コーナー。学生さんたちが授業で身に付けたUTPケーブル作成を参加者に体験してもらうという企画です。今年はケーブルの端材を使ってビーズアクセサリーを作るコーナーもありました。参加者どうしで作成したケーブルの正確さや美しさを見せ合ったり、楽しくお喋りしながらアクセサリーを作ったりしていました。

<会場の様子>

展示ブース会場

 

 

セミナー会場

<出展者の皆さんからの展示ブース、セミナーの様子の写真です!>

▼特定非営利活動法人エルピーアイジャパン

▼OpenStreetMap Japan

たくさんの方達に活動紹介することが出来て大変有意義な時間でした。

▼OSC白浜準備会

ライトニングトーク「OSC白浜を開催しよう」
OSC白浜のスライドが力入っていたので、OSCとしてどんな感じで行くのかも気になった(来場者アンケートより)

▼OSSコンソーシアム

セミナー:ビジネス変革にOSSが武器になる!と思えるためにはどうする? — Part1Part2

▼日本PostgreSQLユーザ会

▼Ubuntu Japanese Team

セミナー:少し早いけどUbuntuリリース20周年記念を祝おう

▼浜松Fuzixユーザーグループ

京都での開催とのことで、6502CPU縛りで展示を行いました。レトロゲーム機や8ビットCPUに関心のある方との交流ができました。ディスプレイが小さかったために老眼の方には見づらかったのは、今後の検討課題です。

<ライトニングトーク&閉会式>

最後は展示ブースの会場で、ライトニングトーク&閉会式を行いました。LT発表者のみなさん、楽しい発表、イベント告知などありがとうございました。

[エントリー]
・「LLM時代のかな漢字変換のつくりかた」はしもとまさひこ(おーぷん万葉)
・「プ譜とは何か?〜AI時代の思考法〜」山下義陽(個人)
・「スキスキスキスキスタックチャン」むとうたけし(個人)
・「齢(よわい)48にして初めて自前OSSを世に出してしまった初老エンジニアのはなし。」亀井亮児(個人)
・「ダメ業者に基幹システムを外注した話」菅 雄一(個人)
・「OSS鳥観図ハッカソン@OSC京都 実施報告」米嶋 大志/羽鳥 健太郎(日本OSS推進フォーラム鳥観図WG)
・「KOF2024の紹介「など」」さとう@たぶんKOF(KOF)
・「OSC白浜を開催しよう」浦さん(OSC白浜準備会)
・「つくろか!3のお知らせ」ふれーむ(つくろか!実行委員会)

<交流会>

同じ建物のスペースをお借りして、軽く交流会を行いました。
短時間でしたが、80名以上の方が参加し、会場がパンパンになりましたが、みなさん楽しい時間を過ごされたようでした。

<最後に>

暑い時期の開催ではありましたが、ご来場いただいいた皆さま、出展者、講演者、スポンサーの皆さま、OSC京都へのご参加ありがとうございました。
また来年も夏の京都でお会いしましょう!

今後の開催

直近の開催は、9/7(土)の「オープンデベロッパーズカンファレンス(ODC)」です。セミナーのYouTube Live配信/アーカイブも予定しています。ぜひご参加ください。
参加申し込み(connpass)

★今後のOSC開催予定はこちらからご覧いただけます。
https://www.ospn.jp

今後の開催で「ブース出してみようかな?」「セミナー発表してみたいな」と思われた方、お気軽に各開催のお問い合わせページからご連絡ください。

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