開発者向けイベント「ODCオンライン」開催レポート
〜今年もLLイベントと同時開催〜
09/22
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2022年9月3日(土)「オープンデベロッパーズカンファレンス2022 Online」が開催され、開発をテーマとしたイベントを実施しました。今年も、1トラックを使って「Learn Languages 2022(LLイベント)」が同時開催され、さまざまな言語について発表がありました。
<開催のまとめ>
開催日:2022年9月3日(土)
会場 :オンライン(Zoom/YouTubeチャンネル)
タイムテーブル
– 3トラック(18セッション)+ライトニングトーク(1コマ)+LLイベント(5セッション)
→ Twitter(ハッシュタグ タイムライン #opendevcon)
→ セミナー動画(タイムテーブル形式 )
→ セミナー資料(まとめページ)
<参加者の声(申込時のアンケートより)>
– ODCへの参加は初です。ソースコードを書かないおじさんになってしまったので、まずは 自前のコード作成から再開します。来年前半くらいには技術同人誌の出版も念頭に入れております。
– 興味のある技術領域の範囲が広がるようなイベントになると良いと思っています。
– Microsoft Power Platformローコード開発が読みたいです!
– ヤギのさくらちゃんのTwitterから知りました!楽しみにしてます!
今回のアンケート回答者の中から抽選でプレゼントされた書籍です。当選者の方おめでとうございます!
・いちばんやさしい新しいサーバーの教本
・OSSライセンスを正しく理解するための本
・オープンソースの教科書
・AIファースト・ヘルスケア
・Microsoft Power Platformローコード開発[活用]入門――現場で使える業務アプリのレシピ集(電子版)
・TypeScriptとReact/Next.jsでつくる 実践Webアプリケーション開発(電子版)
・同人誌セット(技書博・モウフカブール・親方Project)
<セミナー>
ODCとLLイベントで、合わせて23セッションがZoomとYouTubeでライブ配信されました。
参加できなかった方は、動画のアーカイブでお楽しみいただけます。
→タイムテーブルと動画へのリンク
「Learn Languages 2022」の同時開催
「Learn Languages 2022」、通称LLイベントをODCの中で開催しました。LLイベントは、さまざまなプログラミング言語について学びたい技術者のためのイベントです。今年は「第2プログラミング言語への招待」と題して、5つの言語の紹介セッションを実施しました。取り上げた言語は、Elm、Object Pascal、Processing、Scratch、SQLです。それぞれのセミナー動画がOSPNのYouTubeに掲載されています。いずれも言語に興味を持ってもらえる内容になっています。ぜひご覧ください。
また、LLイベントについては公式ウェブサイトをご覧ください。(法林/LLイベント スタッフ)
Twiiterでの感想
セミナーの感想などは、Twitterでもたくさんツイートされていますので、ぜひご覧ください。
ODCのハッシュタグ #opendevcon のタイムライン
LLイベントのハッシュタグ #ll2022jp のタイムライン
セミナー動画ピックアップ!
以下に、セミナーを実施した講師、聴講していたスタッフから、セミナーのポイントや聴講した感想を紹介しています。アーカイブ動画を見る際の参考にしてください。
サポート延長の方法いろいろ/みんな大好きPHPとZendのサービス
担当:コネクト株式会社
講師:佐藤 栄一(コネクト株式会社)
OSSを長くご利用いただくためのEOL回避方法を簡単にご説明しました。PHPユーザでしたら、ZendPHPがお勧めで詳しくご説明しています。
後半は、Cloud/コンテナ/オーケストレーション全盛時代のPHP実行トレースおよび監視を簡単/手軽に提供するZendHQの紹介とデモです。デモ時の文字出力が小さいので、デモの際は全画面で鑑賞ください。スタッフの皆さんのおかげで、オンラインでもスムーズに運びました。(講師 佐藤/コネクト株式会社)
JDKトラブルシューティング方法と事例紹介
担当:NTTコムウェア株式会社
講師:坂本 翔平・坂本 統
(技術企画部技術SE部門オープンソーステクノロジセンタ所属)
本セミナーでは Java 実行環境である OpenJDK レイヤにフォーカスしたトラブルシューティング方法とその事例を紹介しています。Java アプリケーション開発者の方で OutOfMemoryError や Java プロセスクラッシュに対する解析について初心者の方向けに参考となる情報をまとめました。
またトラブル事例では中級者以上の方にも参考になる様に少し珍しい事例を取り上げています。皆様の Java システム開発におけるトラブルシューティングの一助となることができれば幸いです。
(講師 坂本 統/NTTコムウェア株式会社)
自作プログラムにどのライセンスを付ける? ~ライセンスの選択方法
担当:NEC
講師:姉崎 章博(NEC OSS推進センター)
開発者だとよく悩むソフトウェアライセンスについて、基礎的なところから図解を用いつつ、わかりやすく解説されていました。複数あるライセンスのうち、分類やフローチャートをはじめとする図解を利用して解説されていました。 開発者向けに改修したパターンや付与するときの注意事項など具体的な事例も交えつつわかりやすく解説されており、配布するときにライセンス条項を入れることなど改めて意識が必要だと感じました。
(スタッフ おおすぎ)
初心者のためのKubernates入門 〜K8sのスキルをキャリアに活かそう〜
担当:The Linux Foundation
講師:柴田 次一(The Linux Foundation Japan)
最近のインフラ構成などではよく聞かれている Kubernates ですが、コンテナの成り立ちや歴史、基本的なところから利用するメリット、活用されている理由まで様々なことを話されていました。キャリアにその技術がどのように活かせるのか、ということも含めて話されていました。(スタッフ おおすぎ)
技術同人誌のススメ ー読もう!書こう!参加しよう!ー
担当:技術書同人誌博覧会
講師:おやかた(技書博 副代表/親方Project)
技術を学ぶ上で、体系だって学ぼうとすると本を活用することが多いですが、技術同人誌と商業誌の比較や、ブログなど多媒体との比較なども行われていました。直売・対面でできるからこその同人誌の良さや、自分自身のスキルアップなどにも役に立つのではないかなと思いました。後半では技術同人誌を書くために必要とされるやり方や方法、ポイントについて話されており、興味ある人の始めの一歩になるのではないでしょうか。
(スタッフ おおすぎ)
baserCMSのデベロッパーはどんなことしてる? ★開発環境、ツールや開発中ucmitzとは?!
担当:baserCMSユーザー会
講師:中村 元気・コアデベロッパー
レポーターとしてはbaserCMSはOSCにいつもいらっしゃるなという印象だけであまり関連がなかったのですが、非常に興味深いお話が聞けました。例えばなぜフレームワークにCakePHPを使っているかということとCahePHP4がいかにすばらしいフレームワークであるかということ、テストはユニットテストで全メソッドをカバーする勢いで書いていること、開発はDockerコンテナでみんな足並みをそろえて取り組んでいること、脆弱性についてはスポンサーとしてVAddyというフレームワークを用いて定期的にスキャンを実施していること、などが印象的でした。(スタッフ おがさわら)
<懇親会>
お馴染みのオンライン懇親会は、乾杯でスタートです。
複数のブレイクアウトルームに分かれて、いろんなお話をしていただきました!
[乾杯!オンライン懇親会のスタート!]
<終わりに>
開催したイベントごとの再生リスト(Youtubeチャンネル)とタイムテーブルからのリンクを作成しましたので、当日参加できなかった方は、ぜひ動画配信でお楽しみください。
次のイベント開催は、10/1(土)の「OSCオンライン広島」です。
– 参加登録はこちらから(connpass)
皆様のご参加をお待ちしています。
■今後の開催スケジュール
https://www.ospn.jp/