広がり続ける学生の輪! OSC2014 Kansai@Kyoto開催!

No Comments
このエントリーをはてなブックマークに追加

はじめに

8月1日(金)、2日(土)に、
京都では8回目の開催となるOSC2014 Kansai@Kyotoが行われました。

日時:2014年8月1日(金),2日(土)
場所:京都リサーチパーク(KRP) 東地区アトリウム & 1号館4F
展示数:79ブース
セミナー数:67コマ(金曜日5トラック、土曜日7トラック)
参加人数:1日目:約450人/2日目:約750人、合計約1,200人

今回の開催レポートは、OSC Kansai@Kyotoローカルスタッフの
池田(立命館大学大学院生)が担当させていただきます。

3回目となる京都リサーチパーク(KRP)での開催ですが、
今回も『KRP-WEEK』と題し、このOSC2014 Kansai@Kyoto以外にも
様々なイベントや基調講演が行われていました。

krp-week

今年も非常に多くのブース出展やセミナーが、行われました。
ブース出展、セミナーやLTなどは全ては紹介しきれないため、一部抜粋で書き込んで
います。多くのセミナーやLTに関しては、発表者の方々がスライドをweb上に上げて
くださっているものを、開催ページにまとめていますので、そちらも是非ご覧くだ
さい。

<展示ブース>

様々な協賛企業の方々のブースや、コミュニティのブースが出展されて
いました。 コミュニティのブースは、アトリウム 1Fのフロアで展示が
行われていました。

▼コミュニティブースの様子
アトリウム 1Fの展示会場

オープンソース開発コミュニティから、オープンソースプロジェクトのユーザ会、
オープンソースを利用したプロジェクトのコミュニティなど、多種多様なコミュ
ニティの方々が出展されました。

協賛企業の方々のブースでは、オープンソースと通した製品や、
ビジネスプランの紹介をされており、 その形式もオープンソースプロダクトの利用
そのもののサポートや、Linuxを始めとしたオープンソースを利用したサービスの
提供など様々です。

個人の印象としては、PaaSサービスやVPSサービスなどのクラウド
プラットフォームの提供の紹介をされているブースが増えている印象
を受けました。

▼企業ブースの様子
企業展示ブース 企業展示の様子
企業展示の様子 企業展示の様子
企業展示の様子

ローカルスタッフのブース

今年もローカルスタッフの有志で展示ブースを出展しました。

コンピュータの原理に触れようというテーマで、身近なところにあるコンピュータを
知ろうということで、 LilyPadをエプロンに縫い付けたエプロンコンピュータの展示や、 近年スマートフォンが急激に普及したことで、 パソコンに触れたことのない人でも、
意識せずに触れているコンピュータネットワークについての説明、 また、近年ネット
上では何らかの形で触れる機会も多いVOCALOIDのチップをArduinoと組み合わせて、人が通るとしゃべりだすロボットの展示などを行っていました。
ローカルスタッフブースの各種展示に関する資料やローカルスタッフ
提供のセミナーやLTなどの情報は、こちらから確認できます。

▼右側:LilyPadをエプロンに縫い付けたエプロンコンピュータ
ローカルブース

▼人が通るとしゃべりだすロボット
人が通るとしゃべりだすロボットの展示

山下 康成さん

毎年、OSC Kansai@Kyotoに個人で出展されている山下 康成さん。
今までは市販のNAS製品のファームウェアを書き換え、Linuxマシンとして展示されて
いましたが、今年はついに自宅に置かれているラックごと、再現して展示されていました。 その物理的にも、内容的にもインパクトの強い展示は、ブースに通る方々の目線を
釘付けにしていました。

▼ラックごと、再現して展示!!
ラックごと、再現して展示!!

<学生ブース>

京都には、多くの学校があり、学生が集まっています。
これまでのOSCでも、多くの近隣の学生が来てくれていました。

ローカルスタッフにも私を含め、学生は多いですが、それに加えて
学生団体のブース出展が増えてきましたので紹介します。

立命館大学 立命館コンピュータクラブ(RCC)

初出展の立命館大学のコンピュータサークルであるRCCです。
RCCでは、オープンソースフレームワークを利用したクラブのグループ
ウェアの展示と、PCの中にコーヒーメーカーを組み込んだ文字通りの
コーヒーサーバーの展示などをしていました。

▼立命館大学 立命館コンピュータクラブのブース
立命館大学 立命館コンピュータクラブのブース

京大マイコンクラブ(KMC)

京都大学のコンピュータサークルであるKMCは、普段の活動や部誌の
展示を行っていました。

一部、部誌の販売等もしていましたが、
2日目にはブースで入部できるようになっていました。

▼京大マイコンクラブのブース
京大マイコンクラブのブース

灘校パソコン研究部(NPCA)

ここまでの団体は大学の団体でしたが、NPCAは灘中学校・高等学校の部活動です。 NPCAのブースは、部員の活動の展示や、2日目のセミナーセッションの1つで、
部員のLTも行っていました。

▼灘校パソコン研究部のブース
灘校パソコン研究部のブース

▼2日目のセッションでは部員のLTも!
2日目のセッションでは部員のLTも!

<セミナー>

セミナーは、1日目、2日目共に行われましたが、1日目が平日であったこともあり、
1日目には企業の方々のセミナー、2日目にはコミュニティや、ユーザ向けのセミナーが多い形になりました。

DevOpsを実践する為のChef活用テクニック
株式会社Engine Yard

DevOps(開発者と運用者が協力して運用できる環境)を目指すために、
自動環境設定ツール Chefの使い方や、Chefのテクニック・注意点などを
発表されていました。

株式会社Engine Yardのセミナー

あのサービスもさくら!?「さくらのクラウド」で
サービスローンチしてみよう~京都編~

さくらインターネット株式会社

さくらインターネットさんで提供されている、laaSサービスである
さくらのクラウドのセミナーです。 さくらのクラウドを実際に利用され
ているサービスのお話や、利用についてなどの紹介をされていました。

このセミナーやさくらインターネットさんのブースでは、さくらのクラウドの
体験に使うことのできるクーポンの配布もされていたので、終了後、そのまま
さくらのクラウドを試すことも…

さくらインターネット株式会社のセミナー

<展示ブースツアー>

OSC Kansai@Kyoto恒例となっているガイド付きのブースツアーです。
1日目、2日目それぞれ4回ずつ、行いました。
今回、ブースツアーに参加してくださった方は、以下の通りです。

1日目:1回目 1人、2回目 0人、3回目 4人、4回目 4人
2日目:1回目 12人、2回目 5人、3回目 6人、4回目 4人

ブースツアーのガイドは、ローカルスタッフが2~3名ずつ順番に担当し、
1日目に1度、OSC事務局の宮原さんにお願いしました。

ブースツアーでは、ブースや会場の混雑具合や、ガイドの専門分野によっても
回るブースが変わってくるため、毎回同じブースを周ることがなく、回毎に
特色あるツアーとなりました。

▼ブースツアーの様子
ブースツアーの様子

<ライトニングトーク>

OSCの〆として恒例のライトニングトークを、2日目の最後に行いました。

前回は、会場内で一番広い部屋であるサイエンスホールで行ったにも関わらず、
立ち見すら入りきらない状況になっていたので、今回は会場の机を一部撤去して、
椅子席を増設しました。 しかしながら、それでも足りなかったようで、最終的には
立ち見の方も出てきてしまいました。

LT自体も、今年は非常に多くのLT登壇希望者の方がおり、時間の都合上やむを得ず、
一部の発表予定だった方に懇親会でのLTに移っていただくという形を取ることに
なりました。

登壇予定者が1名現れず、1つLTができなかったというアクシデントはありましたが、
どのLTもとても面白く、会場が非常に盛り上がりました。

「プログラマの栄養学」-炭水化物は悪じゃない-

一見、ITやオープンソースと関係なさそうに思える栄養学を、エンジニアにも
わかりやすく、かつエンジニアに必要となるお話として発表してくださいました。

「プログラマの栄養学」LT

姫路の方から来ました~姫路の熱い勉強会シーンの紹介

姫路の方から来ました~姫路の熱い勉強会シーンの紹介というタイトルで
兵庫県姫路市で今まで行われてきたIT勉強会の取り組みや、これから予定
されている勉強会の告知など、関西・姫路に密着した勉強会について発表
してくださいました。

姫路の方から来ましたLT

あなたはどうしてこうなった
~人はなぜITに足を踏み入れるのか~

私も、あなたはどうしてこうなった ~人はなぜITに足を踏み入れるのか~という
タイトルで発表させてもらいました。ローカルブースに来てくれた方や出展され
ているコミュニティの方に情報技術に触れたきっかけについてアンケートをとり、
それをまとめたものです。
ご協力してくださった方々、本当にありがとうございました。

あなたはどうしてこうなったLT

女子力UP! エプロンコンピューターの作り方

ローカルスタッフのLilyPad Arduinoを使ってエプロンコンピューターを
作成していたチームが、取り組みのお話や、その取り組みまでの勉強・
勉強会について「女子力UP! エプロンコンピューターの作り方」という
タイトルで発表してくださいました。

女子力UP! エプロンコンピューターの作り方LT

LT後は、LTで温まった空気のまま、恒例のじゃんけん大会が開かれました。
協賛企業の方々がご提供してくださった豪華景品をかけて、皆さん白熱した
じゃんけんを繰り広げました。

白熱したじゃんけん大会!

<懇親会>

懇親会は、会場とは別の棟にあるバンケットホールで行われました。

懇親会では、LTの時間の都合上発表できなかった方々のLTを予定していましたが、
発表予定だった皆さんが、 セミナー中のLTセッションで発表してしまい、逆に
発表者がいなくなるという事態になってしまいました。

しかしながら、飛び入りでLTに参加される方が多数おられ、本来の発表予定とは
違う形ではありますが、懇親会LT大会が行われ、非常に盛り上がりました。

▼約150名が参加した懇親会!
懇親会の始まりは乾杯の挨拶から!

▼懇親会LTの様子
懇親会LTの様子

最後に

初めにも書きましたが、今回の開催で、京都でのOSC開催回数が8回目と
なりました。私がOSC Kansai@Kyotoに初めて関わったのは、京都での
3回目の開催の時に一般参加者としてOSCに来た時に始まり、5回目の開催
の時からローカルスタッフとして関わっています。
参加人数こそ、ここ数年は大きくは変わっていませんが、年を重ねるごと
に非常に盛り上がりを増しているように感じます。

京都は学生の街ということもあり、参加者を初め、ローカルスタッフにも、
私を含め多くの学生が参加してくれています。今年も懇親会の席で、来年
スタッフとして参加してくれるという学生の人も来てくれました。

しかしながら、人数が増えてくるとどうしても意思疎通や、連携が取りづらく
なってしまい、一部の手持ち無沙汰になりかねない状況もありました。
嬉しい悲鳴ではあるので、今後もこの大勢のローカルスタッフで、よりよい
OSC Kansai@Kyotoを行うサポートができればと思います。

それでは、来年も京都の街でお会いしましょう。

最後になりますが、今回出展してくださった皆様、セミナーで講演、
LTに登壇してくださった皆様、また会場に足を運んでくださった
全ての皆様、本当にありがとうございました!

————————————————————-
OSC Kansai@Kyotoローカルスタッフ
池田(立命館大学大学院生)
————————————————————-

Comments are closed.