OSC2011 Fukuoka 太宰府にて開催!!
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OSC2011 Fukuoka実行委員長,筑紫女学園大学の大森です.
去る12月3日(土),筑紫女学園大学にて「オープンソースカンファレンス2011
Fukuoka」が開催されました.当日は,生憎午前中は雨でしたが午後から回復
し良い太宰府巡りの天気となりました.
会場は,郊外の太宰府市であり,最寄り駅からの距離もやや遠い上に,通称化粧
落としの坂を登らなければなりませんでした.さらに追い討ちをかける様に午前
中悪天候であったため参加者の方の出足が心配されましたが,午後からは天候も
回復し,無事約420名の来場者を迎えることができました.
▼プログラムを確認!
福岡でのOSCは今年で5回目となり,
セミナーは6トラック,36セミナー
の講演があり,展示も36ブースあり
ました.
■セミナータイムテーブル
■展示ブース一覧
▼九州GTUGのセミナー 風景
セミナーでは,スマートフォンの普及もあってか,Androidに関するセミナーに
人気があった様です.Androidアプリを作成する講義もあるためか筑紫女学園大学
の学生などもちらほらと見受けられた様
です.
▼日本仮想化技術のセミナー風景
また,OSCの生みの親でもある宮原 徹氏(日本仮想化技術株式会社)による
「OpenStackで始めるクラウド環境構築入門」も人気があり,盛り上っていました.
近年普及しつつあるクラウド環境に関するセミナーであったためか,昼御飯時のセミ
ナーにも関わらず大勢の参加者がいらっし
ゃいました.
▼Mozilla Japanのセミナー風景
Mozilla Japan浅井 智也氏
(Mozilla Japan テクニカルマーケティング)
による「Firefox&Web in 2012」も,
準備していたアンケート用紙が足り
なかった程事前の予想を越えた参加者
の方がおり,大いに盛り上っていました.
▼勉強会×勉強会のセミナー風景
「勉強会×勉強会(福岡県内の勉強会紹介)」では,活発に福岡で実施されてい
る勉強会が紹介され,盛り上がっていました。
そして,K&Rの生みの親でもあるDennis Ritchie氏の逝去に関連した,砂原 秀樹
氏(日本UNIXユーザ会)による「UNIXがあったからみんなここまで来た。–
Dennis Ritchieを想う」は,時間終了後までセミナーが続いており,盛り上がっ
ていました.
また,あらゆる場所でどんなに参加者が少なかろうとも普及活動に頑張っておら
れる蛯原 純氏(The NetBSD Project,Developer)による「NetBSDのご紹介」も
素敵でした.
展示会場では,早朝から展示者の方が準備作業をされており,ボードなどのハー
ドウェアからGUI ツールキットといったソフトウェアまで,様々な趣向を凝らし
たブースが多数ありました.また,スペースが少し狭かったこともあってか,終
始沢山の方でごった返しており,盛り上がっていました
▼九州先端科学技術研究所の展示ブース
また,昨年度に引き続き共催の
九州先端科学技術研究所(ISIT)
からは,LANケーブルの作成ツ
ールを提供いただき,1人2m以
内で無料で作成できるというこ
とで,チャレンジしていた方が
いらっしゃいました.
▼礼拝堂で行われたLTの様子
最後のライトニングトークは,4Fの礼拝堂で行われました.礼拝堂と言うとキリ
スト教を連想される方がいらっしゃった様ですが,仏様に見守られたシュールな
雰囲気の中でのライトニングトークとなりました.
司会は昨年同様,実行委員の吉良さん.
ドラ娘は中園さん(筑紫女学園大学)でし
た.発表者の皆さんは流石にライトニング
トークに慣れていらっしゃる様子で,会場は笑いの渦に巻き込まれっぱなしでした.
ライトニングトーク後は,講演者や一般参加者,スタッフ93人が一緒になり,懇
親会を行いました.軽食と地元の酒屋さんで調達されたお酒で,所属などに関係
なくオープンソースに関する情報交換や人間の和を広げる良き会になった様に思
います.
▼懇親会LTの様子
また,懇親会でもライトニングトーク
セッションがあり,熊本OSC開催やプログラミング言語,セミナー中に話し足り
なかったものなどに関した熱いプレゼン
テーションがありました.
今回,福岡大学,九州産業大学,熊本大学,福岡工業大学,筑紫女学園大学か
ら,約15名の学生さんがスタッフとして参加してくれました.また,学生さんが
積極的に行動してくれ,前日の設営の準備,当日の運営・進行,撤収作業をス
ムーズに行うことができました.
これまでのOSC Fukuokaと比較して今回は小規模な大学での開催だったため,展
示会場が狭く電源の確保も危ぶまれましたが,大きなトラブルも無く閉幕するこ
とができ,本当に良かったと思います.また,郊外での開催ということで参加者
の方にはご足労頂きましたが,大勢の方に参加して頂き本当に良かったと思います.
そして,地元福岡の多数の学生さんの協力が得られ,大学生はもとより専門学校
生,高校生といった多くの学生の方にも参加頂き,大学でOSCを開催する意義が
強く感じられました.さらに,大学でも採用しており普段からお世話になってい
るオープンソースへの恩返しが微力ながらできたかと嬉しい気持で一杯です.
事務局の皆様,実行委員会の皆様,セミナー講師,出展あるいは協賛・後援・協
力して頂いた皆様,また,参加して頂いた皆様に厚く御礼申し上げます.
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OSC2011 Fukuoka実行委員長
筑紫女学園大学 文学部 英語メディア学科
大森 幹之
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