「オープンソース」を使ってみよう (第5回:日本語プログラミング言語なでしこ編)

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日本語プログラミング言語なでしこ
なでしこ友の会 サポート 望月 誠人
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はじめに

初めてプログラミングをしてみたいという方、プログラミングの楽しさを気軽
に伝えたいという方にもオススメのプログラミング言語があるということはご
存知でしょうか!?。日本語プログラミング言語なでしこ(略称:なでしこ)
はそういった方々にも是非使っていただきたい言語であります。

なでしこ紹介(なでしこが愛される理由)

なでしこは日本語で記述するプログラミング言語で、より便利により多くの方
にプログラミング言語を使用してもらえるよう当初からスローガン『日本語で
誰でも簡単プログラマー』という事で一貫して公開しております。そんななで
しこも一般のプログラマーにとって特殊な言語と思われがちではあります。で
は、活動から10年目を迎え今でも多くの方に支えられて愛される理由はどこに
あるのでしょう?。

特筆すべき点として、普段プログラムをしていない方でも使いやすい、多くの
機能があるということが挙げられます。英単語の苦手な筆者も含め日本語とい
う日常使用している程度の言葉さえ分かれば命令について理解しやすいはずで
す。

そして機能についても普段使う定型処理をはじめ、事務処理で必要なEXCELや
WORDなど(OpenOfficeにも対応済)の連携、データーベースの連携にと便利
な命令もたくさんあります。普段なでしこを使用しているユーザーですらすべて
の命令が把握できないほどの1300にも及ぶ命令数。それは、驚くべき言語といえ
るかもしれません。

インストール&使用方法

なでしこの紹介をしたところで、次はなでしこのインストール&利用方法を紹
介していきたいと思います。

まず、公式サイト(http://www.nadesi.com)にアクセスしてメニューのダウ
ンロードより最新のなでしこ(Windowsのみ対応)をダウンロードしましょう。
ほぼ1ヶ月に一度更新されておりますので周期的に確認することをオススメし
ます。その後、フォルダーに入っている『SetupNako.exe』の実行を行い、イ
ンストールが終了したら設定は終了です。

すぐにプログラムを使ってみたいという方も多いはずです。簡単なプログラム
を作ってみましょう。スタートメニューからなでしこを起動させるとまず現れ
るのはエディターです。(これは「なでしこエディター」と呼ばれています。)
プログラムを入力して実行ボタンを押すとプログラムを実際に動かすことがで
きます。

例として今日の六曜(大安、先勝など)を調べて表示させたいと思います。プ
ログラムは以下の一行のみで完成ですので実行させてみましょう。

今日の六曜取得して表示

読んだとおりなので説明の必要がありませんね。六曜を取得する命令がありそ
れを表示させるというシンプルなプログラムです。簡単でありますが、インス
トールからサンプルを使った使用例の紹介までさせていただきました。詳しく
はダウンロードに添付されているマニュアル、公式ホームページ、公式ガイド
ブックなど調べていきながらなでしこを楽しんでみてください。

なでしこ2&10周年について

2011年、なでしこは前身のひまわりが開発されてから10年目を今年迎えます。

そんな今年ですが、ユーザーの意見を開発へ積極的にフィードバックしており、
本格的に『なでしこ2』の開発が始まっております。現在のなでしこはDelphiで
開発されておりますが、なでしこ2は、いままで以上に多く開発者が参加しやす
い環境作りをしていきたいという点がありC#で新たに開発を行っております。

そして、現在の機能(命令)を残しつつ、Windows以外でも対応できるよう開
発を行っていく予定です。
また、10周年を記念するコンテスト(http://nade.jp-pro.net/contest/10th/
など10年目を機にさまざまなイベントを行う予定で考えておりますので多くの
方の参加をお待ちしております。

まとめ(OSCと共に)

日本語プログラミング言語なでしこは、オープンソースでありOSC(オープ
ンソースカンファレンス)と共に成長してきた言語でもあります。2005年より
各会場に参加しておりますが、毎回利用している方からの会社や学校で使用し
ているという話題、事務処理などで機能を追加してほしいといった意見までさ
まざまな利用者の声を聞くことができます。

このような生の声を聞ける貴重な機会であるOSCに今後とも参加していきた
いと考えているなでしこにとって、今年も多くの会場で皆さんとお会いするこ
とになるでしょう。その際には皆さんの生の声を聞かせてくださいね。

では、次回はOSCの会場でお会いしましょう。

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