OSC2018
2018-10-28 (日)   12時00分

トランザクショナルアップデート ― Btrfs を活用したパッケージ更新方法 / OpenStack アップストリーム開発者が語る、オープンソース開発の裏話

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講師:武山 文信・井川 征幸
担当:日本 openSUSE ユーザ会
対象者:OSS の開発または、ソフトウェアの開発ツールに興味のある方
前提知識:特になし


「トランザクショナルアップデート ― Btrfs を活用したパッケージ更新方法」(10分)

5月25日にopenSUSE Leap 初のメジャーアップデート openSUSE Leap 15.0 が
リリースされました。Leap 15.0 は SUSE Linux Enterprise 15 をベースとし
た安定版ディストリビューションで、マイナーバージョンアップを通して、
長期間利用することができます。

15.0 では、基本システムのアップデートやいくつかの機能拡張がありますが、
本セミナーでは、主にトランザクショナルアップデートについて説明します。

トランザクショナルアップデートは複数のパッケージアップデートを一括で行う
ことで、ダウンタイムを削減する新しいアップデート方法です。裏側では Btrfs
のスナップショット機能を活用しています。



「OpenStack アップストリーム開発者が語る、オープンソース開発の裏話」

本セッションでは、OpenStackのアップストリーム開発者が自身の知識・経験
を元に、OpenStackの概要(アーキテクチャ)、開発で使われてるツールと
フロー、さらに、開発に参加しての気づき、楽しさ、苦労、裏側をお伝えします。

■主なトピック

- OpenStack とは
- StoryBoard[0] によるバグ管理
- Gerrit[1] によるレビューシステムおよび開発ワークフロー
- Zuul[2] による継続的インテグレーション
- コミュニケーションスキル・英語の重要性
- パッチがなかなかマージされない!

このセッションは、OSS開発への参加の糸口となるだけでなく、ここで紹介する
ツールはすべてOSSであり、皆様の普段の開発でも利用することにより、
開発作業効率化につながるものと期待します。

[0] https://docs.openstack.org/infra/system-config/storyboard.html
[1] https://www.gerritcodereview.com/
[2] https://zuul-ci.org/docs/zuul/


【カテゴリ】Linux/ソフトウェア開発





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