B-5 日本語スパムにもきちっと対応するSpamAssassin改良の現状とその使いこなし
担当:さっぽろ産業振興財団 高度情報通信人材育成事業 セキュリティワークショップ 講師:久保元治 (株式会社サードウェア/日本SpamAssassinユーザ会メンバー) 講師プロフィール:95年頃にLinuxに触れ、パソコン通信やダイアルアップによるインターネット接続の頃からLinux、ネットワーク、セキュリティなどに関するシステムに取り組んできました。97年に(株)サードウェアを設立して現在に至っています。とくに最近では、Linux自体の高信頼化と電子メール周辺に集中して取り組んでいます。SpamAssassinへの取り組みもその一環と考えています。 対象者:スパムメールに悩んでいる初級~中級のユーザ。ただし「SpamAssassinとはどんなソフトか」を概略知っている必要があります キーワード:SpamAssassin,日本語対応,パッチ,スパム対策,ベイズフィルタ,URIBL,RelayCountry 優秀なスパム対策ツールであるSpamAssassinを改良して、日本語スパムの検出精度を高めることができました。最新のSpamAssassinに実装されたいくつかルールセットを組み合わせれば、さらにスパム検出精度が高まります。 本講演では、日本SpamAssassinユーザ会の最近の成果を紹介します。概略の講演内容は次のように予定しています。 1 SpamAssassinの概略(復習程度に) 2 日本語メール対応作業の現状 2-1 従来の問題点 2-2 日本語対応パッチの概要 2-3 パッチの効果 3 ルールセット 3-1 注目の新ルールセット 3-2 sa-update 3-3 SAREルールセットとRules du jour 3-4 日本語スパムルールセット 4 日本SpamAssassinユーザ会の紹介 |