OSunC 2014 川越を開催しました!
05/27
「アンカンファレンス」とは、主催者が事前にちゃんと発表者や内容を決めて
聴衆を募集する「カンファレンス」に対し、内容を参加者が当日持ち寄る参加型の
イベントのことです。
オープンソースカンファレンス(OSC)のスピンオフ企画として、5月10日に
アンカンファレンスイベント「Open Source UN-Conference(OSunC) 2014 川越」を
開催しました。一言でいうと、昼間からビール片手に開かれる、ユルい飛び込みLT大会です。
- 主催:オープンソースカンファレンス実行委員会
- 共催:小江戸らぐ(小江戸 Linux Users’ Group)
- 日時:2014年5月10日 13:30〜16:30
- 会場:東上パールビルヂング地下1階 第一バンケットホール
- ハッシュタグ:#osunc
- 参加者:42名(atndでの登録数)
川越を本拠地とするLinuxユーザーズグループ「小江戸らぐ」共催で、
昨年8月の「OSunC川越」に続く第2回開催となりました。
OSunCとしてはほかに、「OSunC 2014 香川」も4月に開催されています。
乾杯でスタート
ユルさが持ち味の小江戸らぐだけに、イベントも終始ユルい感じで進められました。
イベントは、まず参加者が集まっての乾杯からスタート。会場は前後約半分に分かれていて、前半分に椅子が並んでLTを聴き、後半分にはテーブルが並んで懇親会が同時進行していきました。
また、司会&ドラ娘を務めたお二人も、ノリノリで場を盛り上げてくれました。
ちなみに、右の大畑江里奈さんは声優さんだそうです
技術ネタからユルいネタまで話したいことをLT
LTは会場で、参加者がGoogleスプレッドシート上の表に自分で書き込む形式で募集しました。「けっこうITっぽい!?」と思われるかもしれませんが、実は前回のOSunC川越のときに紙に書いてもらったら、字が読めなくて困った、というユルい理由です。
LTが進行している最中にも応募が続き、最終的には21のLTがなされました。参加者の半分がLTをした計算になりますね(ただし、一人で複数回LTしたものもあり)。技術ネタからユルいネタまで、脈絡なくそれぞれ自分の話したいネタでトークしました。
トップバッターは、小江戸らぐ主宰である、はとちゃん(羽鳥健太郎)さんによる「OSunC 2014川越と小江戸らぐの紹介」。OSunCや川越、小江戸らぐを紹介する内容でしたが、途中でスライドが勝手に進んでしまって慌てるなど、しょっぱなからユルい
雰囲気を醸し出すLTとなりました。
あっきぃさんは、Raspberry Piの最新動向を紹介。特にGPUの仕様が最近オープンになって利用できるようになったそうで、これがけっこう強力とのこと。Quake IIIがフルHDで20fpsで描画できるとの話でした。
小さいコンピュータについてはほかにも、武山文信さんがCubieboardをノートPCがわりに使う話を紹介して実演。はしもと@よこはまさんも、Intel AtomベースのMinnowBoardとそれに対応したLinuxディストリビューションを紹介しました。
ほぼすべてのOSCに参加している日本NetBSDユーザーグループの蛯原さんは、各地のイベントでの反応の違いなどを次々に紹介しました。また、 デーモン君の角を着けたいしはらさんは「まいなーびーえすでぃーとものかい」と題して、BSDの中でも比較的知名度の低い「MirOS」 「MidnightBSD」「Bitrig」「EdgeBSD」「RetroBSD」の5つを紹介しました。
▼蛯原さんによるNetBSDと日本NetBSDユーザーグループの活動の紹介
データ系では、Zoarさんが電子地図データの地理院地図への移行について発表しました。また、池田百合子さんが鉄道のダイヤ情報を表現するJSON形式と、そのデータの例として架空の鉄道路線を考えた話を紹介しました。
技術系ではないネタとしては、高倉佑輔さんが、前回のOSunCの帰りに財布を紛失した騒動をユーモラスに報告。MizoKen001さんは、ローマ観光での珍道中を語りました。
また、教師であるしらいしさんは、障害のある生徒のキャンプを手伝ってくれるボランティアをLTで募集していました。
全員のLTが終わった後は、みんなで会場を撤収。最後に集合写真を撮りました。
おまけ:川越観光のすすめ
開催地の川越は、旧跡や歴史のある建造物が多い町で、「小江戸」の異名を持ちます。
倉造りの町並みや、川越のシンボルともいえる「時の鐘」などが並び、休日には観光客が集まります。
駅前や観光地には自転車シェアリングのポートが用意されています。
筆者も早めに川越入りして、自転車を借りて観光してきました。
次にOSunC川越が開かれるときには、ついでに観光もいかがでしょうか。
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高橋 正和(小江戸らぐ)
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